この規格は,平板状の熱絶縁材の定常状態における熱抵抗,熱伝導率などの伝熱特性を保護熱板法(GHP法)によって測定する方法について規定する。この測定方法は,定常状態の温度及び加熱電力(熱流量)更に厚さを測定して,熱抵抗,熱伝導率などの伝熱特性を求めることができるので,平板法による絶対測定法又は基準測定法である。この方法は,1.6.4による厚さの範囲で,0.1 m<上2>・K/Wよりも大きい熱抵抗をもつ試験体に適用できる。0.02 m<上2>・K/W程度の熱抵抗まで測定してもよいが,測定の正確さは制約される。参考“保護熱板(Guarded hot plate)”という用語を装置全体に対して用いている。このことから保後熱板法又はGHP法測定装置と呼ぶ。锅内では,絶対測定法として熱伝導率を直接測定できることから“平板直接法”と呼ぶこともある。。