1.1この規格は,原料ゴム中の水分及びその他の揮発分の求め方(定量)に用いる二つの測定法(熱ロール法及びオープン法)について規定する。1.2これらの方法は,JIS K 6397に規定するR(<上1>) グループに属するゴムの揮発分の求め方(定量)に対して適用する。これらの方法は,また,他のゴムにも使えるが,その場合は,質量の刻ヒがゴムの劣化によるものではなく,最初の揮発分の損夫だけに基づくものであることを立証する必要がある。1.3天然ゴム,合成ィソプレンゴム又は熱ロールでの取扱いが非常に困難なゴム,及び粉末やチップ形態のゴムには,熱ロール法は適用できない。ただし,合成イソプレンゴムで,ロール粘着がなく,ロール操作が可能な場合には,熱ロール法を使ってもよい。1.4この二つの試験方法は,必ずしも同ヒ結果が得られるとは限らない。したがって,問題が生じた場合は,オーブン法A法を基準の試験法とする。